スマホ生活のELSI(倫理・法・社会的イシュー)を考える

スマホ生活のELSI(倫理・法・社会的イシュー)を考える

1. 目的

このイベントの目的は、次世代感染症対策アプリの公衆衛生的利益と個人情報の提供リスクのバランスを明らかにするための公開対話の場を提供することです。特に、提言書に記述された3つの要素(倫理規範、運用ルール、要件仕様)を中心に、参加者が具体的な問題意識を持ち、意見を交換できるようにすることを目指します。

2. 開催日時

2023年9月24日 午後2時-5時までの3時間を予定。Webinarオンライン形式で開催する。

開催日時2023年9月24日  午後2時-午後5時
開催形式オンラインウェビナー(Zoomを使用)

3. 参加者

一般市民、専門家、政策決定者、メディアより広く参加を募集する。参加無料
総合司会:長倉克枝:株式会社日経BP 日経クロステック/日経コンピュータ記者

4. イベント内容

開会あいさつ

JST RInCA [携帯電話関連技術を用いた感染症対策に関する包括的検討] 代表 米村滋人

セッションA

A-1. 「スマホ生活のELSI」提言ワーキングの紹介、および【提言1】の提示
A-2. デジタル庁報告の要旨紹介 (ゲストプレゼンター: 野上大介)
A-3. A-1, A-2 に対する質疑応答

セッションB

社会対話班による調査研究の発表 (尾藤誠司: 東京医療センター)

B-1「新型コロナウィルス感染症予防のための接触確認アプリに関する市民の方々への意識調査」(2021年6月)
B-2「新型コロナウィルス感染症対策アプリの仕様組み合わせに関する市民の方々への選好調査:コンジョイント分析」(2022年10月)
質疑応答

セッションC

提言2(案)提言3(案)の内容を受けて、特に「プライバシー尊重と健康被害の最小化とのバランスはどうあるべきか?」をテーマに公開討論を行う。

進行

C-1. 【提言2・3】の内容紹介と解説(尾藤誠司: 東京医療センター)
C-2. パネル+インタラクティヴ・ディスカッション
 
モデレーター:長倉克枝
パネリスト(敬称略
米村滋人(法学):東京大学
横田明美(行政法):明治大学
長門裕介(情報倫理):大阪大学
神里達博(科学技術社会論):千葉大学
坂元昇(自治体行政):川崎市立看護大学

議論アジェンダ候補

・【提言2】【提言3】内容についてのディスカッション
・緊急事態における公衆衛生上の不利益最小化と個人のプライバシー侵害回避とのバランスをどのように衡量すればよいのか?
・緊急事態における公衆衛生上の不利益最小化を目的に、スマホを通じて収集可能な個人情報を当局等が同意なく利用することを想定した場合に、最低限何が守られていないといけないか?

セッションD

セッションD クロージングセッション:次世代感染症対策アプリに装備したい要件仕様についてのブレーンストーミング ~ ラップアップ
 
事前にWEBサイトで「次世代感染症対策アプリを厚生労働省が配給するとしたら、アプリにはどんな機能を装備させたいか?」に関する事前の意見をイベントWEBサイトを通じて募集。当日はその結果について紹介するとともに、当日意見も拾う。

5. 登壇者